大阪府難聴児支援中核機能拠点
子どもたちの成長に沿った“切れ目のない支援”のはじまり
ひだまり・MOEは「お子さんのきこえ」について、相談・支援しています。
聴覚障がいを専門とする心理士がお話をうかがい、幅広いネットワークをもって
支援していますので、どんなことでもご相談ください。
「お子さんの耳がきこえていないかもしれません」と
知らされたお母さん、お父さんへ
新生児聴覚スクリーニング検査で
リファ―になった
これからどうすればいいの?
今どうかかわったら
いいの?
きこえない子の心理や発達に
ついて教えてほしい
きこえない人たちはどうやって
コミュニケーションをしているの?
教育はどうなって
いるのかな?
きこえない人の
話をききたいな
同じ体験をしている
ママ、パパに会ってみたい
ひだまりMOEにぜひご連絡ください
相談料は無料です。
「リファー」になってすぐ、確定診断前でもご相談いただけます。
受給者証は不要ですので、身体障害者手帳を取得していない軽・中等度難聴や一側性難聴のお子さんも対象です。
まずは、お問い合わせ・お申込みフォームまたは
メール、電話にて、お気軽にご連絡ください。
面談は事前予約制です。
聴覚障がいを専門とする公認心理師・臨床心理士等がお話を伺います。
「リファーって何?」「これからどうすればいい?」「補聴器ってどんなきこえ方?」等、
きこえについての相談を幅広くお受けしています。
ご事情によっては、家庭訪問も行いますのでご相談ください。
ひだまり・MOEは大阪府における、難聴児支援の
中核機能拠点の相談窓口です。
療育機関や府立聴覚支援学校、手話支援機関など、難聴児支援にかかわる機関と連携しながら、
ご家族のご希望に応じて見学・体験をサポートしています。
ひだまり・MOEでは、親子のこころの絆づくりの
出発点から子どもさんの成長を見守り、
継続して応援しています。
保護者の声
保護者の声
待望の赤ちゃんが誕生し、生後3日目に実施した新生児聴覚スクリーニング検査でリファーを告げられました。医師からは「1ヶ月健診でもう一度検査しましょう」と言われ、特に詳しい説明はありませんでした。ですが、退院後はリファーのことがずっと気がかりで、インターネットを検索したり、娘の耳元で大きな音を鳴らして反応を確認したりと、不安な毎日を過ごしていました。
そんな時、地域の保健師さんからひだまり・MOEを紹介され、とにかく何か情報を得たいという思いで連絡し、家庭訪問をお願いしました。
「リファーってどういう意味?」「今できることは?」と一つ一つの疑問に答えてもらい、本音で語れることにほっとしました。利用できるサポートや教育に関する具体的な情報ももらいました。
これからもひだまり・MOEで相談しながら、娘がのびのび育っていける環境を作っていきたいと思っています。
息子は1歳半で人工内耳手術を受けましたが、2歳半を過ぎてもその効果はあまりみられませんでした。成長するにつれて意思がはっきりしてくる一方で、それを伝える方法のない息子は、泣いて怒って手がつけられない時もありました。
親子共にもどかしさを感じ、悩んでいた時にひだまり・MOEの存在を知り、心理士の先生に息子の誕生からの体験を語りながら、自分の気持ちに気づきました。そして、ありのままの息子とのかかわりを改めて楽しんでみようと思いました。
目で見てわかる環境を増やすことを心掛け、手話も使ってきました。今、4歳になった息子はコミュニケーションの幅を広げ、わかることが増えてきました。すると、聴覚活用も徐々に進んできているので、これからの成長が楽しみです。
お母さん、お父さんのお話をうかがいながら
赤ちゃんとの笑顔あふれるやりとりをともに
はぐぐんでいきたい。
そう願って、私たちはお待ちしています。
大阪府立福祉情報コミュニケーションセンターは、難聴児支援の中核機能拠点であり、その相談窓口を「ひだまり・MOE」が担っています。
来談されたご家族には、心理面からの支援を大切にしながら、療育機関、府立聴覚支援学校、手話支援機関など、聴覚障がい児支援にかかわる情報を偏りなく提供し、お子さんの成長をたくさんの目で見守り、応援していくための早期支援ネットワークを大阪府と共に構築しています。
ママパパへのメッセージ
「こころ だいじょうぶ」
主任相談員 河﨑より
支援者の紹介
支援者の紹介
河﨑 佳子
かわさき よしこ
主任相談員
神戸大学大学院教授、臨床心理士
公認心理師
長年にわたり、心理士としてきこえない人々と出会う中で、赤ちゃんの時からの家族支援の大切さを痛感してきました。
ひだまり・MOEは新生児聴覚スクリーニング後のワンストップ相談窓口です。多領域多職種連携の要となって、子どもたちののびやかで豊かな成長を願いながら保護者のことばに耳を傾け、さまざまな情報に開かれた姿勢で臨んでいます。
中尾 恵弥子
なかお えみこ
臨床心理士、公認心理師、スクールカウンセラー
これから生まれてきてくれるろう難聴の赤ちゃんとご家族には、きこえのことはもちろんですが、健やかな心理的発達にも心を傾けながら、「大丈夫」という安心感の中で子育てをスタートしてもらいたいと思っています。
一緒にお子さんの成長した姿を思い描いていけるよう、ぜひ一度お話しにいらしてください。
物井 明子
ものい あきこ
臨床心理士、公認心理師、元ろう学校早期教育相談指導員
私は難聴者です。長年ろう学校の教員として、授業やスポーツを通して多くのろう・難聴児者とかかわりました。
その中で心理的支援の必要性を強く感じ、心理士の資格を取得しました。「きこえないってどんな感じ?」「大変なことは?」など、こんなこと聞いてもいいのかな?と思う疑問や不安も、どうぞ心おきなくお尋ねください。
ひだまり・MOEは大阪府立福祉情報コミュニケーションセンター(指定管理業務)における
難聴児支援の中核機能拠点としての相談支援窓口です。